日本遺伝学会 第95回大会 公開市民講座

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第1部 講演会
13:00〜15:05
場所:熊本大学 発生医学研究所1階カンファレンス室
13:00〜13:05
挨拶 日本遺伝学会第95回大会 大会委員長 荒木 喜美
13:05〜13:35
「地上で頑張るマウスの話」
熊本大学 生命資源研究・支援センター 疾患モデル分野 教授 荒木 喜美
最初にマウスを実験動物として使い始めた人々は、マウスの本当の凄さに気づいていたのでしょうか?実はマウスだったからこそ哺乳類における遺伝子操作技術は発展したのです。どういうことか、分かりやすく解説します。
13:35〜14:15
「宇宙で頑張ったマウスの話」
筑波大学 大学院医学医療系 解剖学発生学研究室 教授 高橋 智
将来期待される宇宙での生活の影響を調べるために、国際宇宙ステーションでマウスの飼育を行い、体に対する宇宙の影響を調べました。
14:15〜14:25
休憩
14:25〜15:05
「宇宙マウスとその子供達の話」
日本医科大学 大学院医学研究科 生体機能制御学部門 准教授 吉田 圭介
最近の研究から、父親の生育環境が子供へと影響することが分かってきました。それでは、宇宙に行った父親マウスから産まれた子供マウスでは、何か違いがあるのでしょうか?
第2部 体験講座
15:20〜16:50
*全コーナーをグループ(5~10人×6グループ)でツアー見学します。
*各コーナー設置場所
(A) 大学院生命科学研究部 老化・健康長寿学講座 研究室/
(B) 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設 6階 セミナー室(601)/
(C), (D), (E) 生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設 6階 講義室(602)/
(F) 発生医学研究所 リエゾンラボ研究推進施設
(A)
ハダカデバネズミの観察
老化耐性・癌化耐性で知られる最長寿齧歯類ハダカデバネズミを、実際に飼育している研究室を見学します。
(B)
様々な毛色のマウスや光るマウスの観察
生命科学の研究に使用される様々なマウス系統や、 オワンクラゲのGFP遺伝子を導入した光るマウスを観察します。
(C)
マウスのES細胞及びそこから分化した心筋細胞が拍動する様子の観察
分化多能性を持つES細胞や、分化して拍動している心筋細胞を観察し、 ES細胞とはどのような細胞なのかを学びます。
(D)
凍結保存されているマウスの精子や胚の解凍の様子の観察
マウスは生殖細胞の冷凍保存技術も発達しています。液体窒素タンクの中に保存されて いる精子及び卵子を解凍し、精子が泳ぎだして卵子と受精する様子を観察します。
(E)
体験型プチ実験コーナー
DNAのエタノール沈殿を体験します。実際に本物のDNAを見た上で、DNA・ゲノムは生物学の基本概念であるばかりではなく、健康、食品、考古学、警察捜査など、一般社会の様々な場面に浸透していることを学びます。
(F)
最新研究機器の見学
発生医学研究所で実際に使われているDNAシーケンサーや顕微鏡などを見学します。
終わりに
16:50〜17:00
©2010熊本県くまモン#K34730
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